イベント概要
2025年12月12日、マレーシアのテックコミュニティは歴史的瞬間を経験した。クラウド・コード・コミュニティ・ミートアップ(Claude Code Community Meetup)がクアラルンプールのリベラルラッテで開催され、Hazli Johar氏によって組織されたのです。この居心地の良い集まりは、開発者、起業家、そしてテック愛好家を結びつけ、クラウド・コードの可能性と実践的な導入事例について探求し、共有する機会となりました。
主なハイライト:
- 会場: Anthropic社がスポンサーとなっているWisma E&C内のリベラルラッテ
- 形式: インタラクティブなデモ、実践的なプレゼンテーション、コミュニティメンバーによる知識共有
- 参加者: 有料クラウド・コード・サブスクライバーと学びたい開発者のミックス
- 焦点: 実際的な応用、ワークフロー最適化、高度な機能
その夜は雨が降ったが、MRT・セマンタン駅から約100メートル会場の手前まで屋根がついた歩道だったので雨に濡れずに会場までたどり着けた。ハズリ氏も写真ついた道のりのガイドも用意してくれたから迷子になることなく到達できた。
主要なプレゼンテーションと実演
Hazli Johar氏 - 主催者とコミュニティのビジョン
Hazli氏は、まったくの非技術者がプロダクションコードをリリースするまでの道のりを自身の体験を交えながら語り、イベントを開幕させた。
約9年前、彼は会社を経営し、最終的に国際企業に売却。事業売却後、共同創業者と出会い、会計分野で新たな挑戦を始めた。会計ソフトウェアではなく、文書理解と大規模な会計ドメイン統合に焦点を当てたモデルのトレーニングだ。
転機は昨年11月、Claude Codeの登場だった。Hazli氏はこう振り返る。
「1行もコードを書いたことがなかったのに、1年後には……。いつも試していて、CTOに『これすごい』って言うんだけど、『それは役に立たない』って返される。本当に、ご存知の通り、あれはエンジニアリングじゃない。でもClaude Codeは違う。コードベースで何が起きてるかを理解できる。」
主要なメッセージ:
- Claude Codeは非エンジニアでも3〜5倍の生産性向上を実現する
- 技術者・非技術者の両方に有効
- 哲学:「すべての機能は、私たちが解決する問題」
- 「AIに任せるだけ」ではダメ。まず問題を理解することが重要
Hazli氏は現在、Cyncoを運営し、会計業界のギャップを解消することに焦点を当てている。
デモでは、美しいウェブサイトの構築からGitHubのオープンソースコードベースの反復改善まで、プロジェクト開始時の思考プロセスを披露した。
印象的な逸話も。
「Grabの車中でノートパソコンを開き、ただ『実行』をクリックした。Claude Codeがどれほど優れているか、それが証明。」
Hazli氏のコミュニティビジョン:
「誰もが無料でアクセスできるようにしたい。学び、貢献する。それがこのコミュニティの考え方……互いに支援し、交流し、顧客紹介やリファラルを得る。人々が助けてもらえれば、『前回は助けてくれたね』って返してくれる。シリコンバレーでそうだった。」
Anthropicの代表者がリモート参加を予定していたが、実現しなかった。
Akil氏の深掘り - エージェントスキルとサブエージェント
次はAkil氏。Claude Codeについて最も多くを学んだプレゼンターと言えるだろう。
エージェントスキルとサブエージェントの技術的ウォークスルーを行った。これら2つの高度な機能が、どうやって洗練されたマルチエージェントワークフローとナレッジマネジメントを可能にするかを解説した。
Akil氏は大画面にVS Codeを映し、.claude-plugin、agents、commandsといったフォルダや、各種マークダウンファイルを表示。高度なClaude Code設定の構成要素を見せながら説明した。
プレゼンションが際立った理由:
概念の説明だけでなく、実際の実装を披露。画面には本物の設定ファイルが並び、以下を実演。
- プロジェクト内でのスキルとサブエージェントの構造化
- 保守性を高める整理方法
- 複数エージェントの連携
- 本番環境対応のマルチエージェントシステム構築
主要な概念:
- エージェントスキルがClaudeに再利用可能な専門知識を提供
- スキル(知識伝達)とサブエージェント(タスク委任)の違い
.claude/ディレクトリでの実用的なファイル整理- マルチエージェントオーケストレーションの実使用例
- シナリオ別の機能選択
技術的深掘りは経験豊富な開発者に特に響き、基本的使用から本番環境対応システムへの橋渡しとなった。
参加者の何人かが、「これが今日最大の学び」と語った。Claude Codeはコーディングアシスタントではなく、AIエージェントをオーケストレーションする完全なフレームワークだと理解できた。
インタラクティブデモ - FigmaとのMCP
私にとっての最大の学びは、Model Context Protocol(MCP)を使ったClaude CodeとFigmaの連携デモだった。
デモ内容:
- Claude CodeをFigmaデザインファイルにリアルタイム接続
- デザイントークン、コンポーネント、レイアウトの自動抽出
- Figmaフレームをプロダクション対応コードへ直接変換
- 自動実装によるデザインシステムの一貫性維持
これは概念実証ではなく、代理店や開発チームが本番で使っているワークフロー。
開発者はFigmaリンクをClaude Codeに渡すだけで、ピクセルパーフェクトな実装を生成。数時間だった作業が数分に。
インパクト:
参加者の一人がこう語った。「3〜4時間かかっていた作業が、文字通り10分に。」
MCP統合は、従来のデザイン→開発の摩擦を排除。デザイナーはFigmaで通常通り作業し、開発者はプログラムから直接デザインデータにアクセス。数学的精度でピクセル、色、スペーシングを再現できる。
私のライトニングトーク(LT)
PyCon流に、私はClaudeで構築中のおみくじアプリを5分で紹介した。
生年月日データから伝統的なおみくじを出すだけのシンプルなアプリ。
残念ながらライブデモは失敗し、Python 1.5.2の話と、部屋の他の人より年上であるヒントを伝えるだけになった。
Rizwan氏のデュアルデモ
ペナン出身のソフトウェア開発者Rizwan氏が、最もエンターテイニングなプレゼンを披露。
2つのデモを行った:
- ハッカソンゲーム:B40 Life Simulator
- 5分で有料クライアントプロジェクトを構築する実演
ライブクライアントプロジェクトデモ:
リアルなシナリオを設定。「コーヒーショップでオーナーが突然『ウェブサイト作ってくれる?500リンギット払うよ』って。」
以下を実行:
- Claude Codeを開き、プロジェクトフォルダにリンク
- 携帯でカフェのロゴを撮影
- プロンプト:「Y2Kプレミアムな外観のウェブサイトを構築して」
- フレームワークはVite(シンプルなJavaScript)
- Claudeに生成させながら、自分のゲームを紹介
フリーランスの現実を完璧に捉えたデモ。小規模有料プロジェクトを即座に納品するワークフローだ。
B40 Life Simulatorゲーム:
Claudeがウェブサイトを生成している間、Rizwan氏は自身の野心的プロジェクトを紹介。
B40 Life Simulatorは、マレーシアのB40層(所得下位40%)の経済的な苦労をシミュレートするサバイバルゲーム。
ゲームコンセプト:
プレイヤーはクアラルンプールで4週間生き延びる新卒。多くの若者が直面する経済的現実を再現:
- 週次目標: 仕事、買い物、給油、借金返済
- リソース管理: 週11エネルギーポイント、各アクションで1消費
- ストレスと健康: 節約のため活動をスキップするとストレス15%増
- ゲームオーバー: エネルギー枯渇、健康0、ストレス100
特徴:
職場シナリオにClaudeを使って動的な物語生成。デモではNPCとのAI駆動型会話を披露。
例:上司「Cik Ahmad」が「成績は悪くない。でもここでは実績がすべてだ。最初のプロジェクトが近づいてる。プレッシャーに耐えられるかい?」と語りかける。
プレイヤーは健康、ストレス、クレジットスコアに影響する選択をし、これらはすべてClaudeが文脈に応じて生成。
チャレンジ:
Rizwan氏が明かす。「誰も勝利していません。月末に6,000リンギットの借金を返す必要があるから。」
家賃、交通費、食費、借金を管理しながら最低賃金で働く若者の経済的プレッシャーを正確に反映している。
技術的実装:
- Cursorハッカソン向けにCursor+Claudeで構築
- AI生成ダイアログとシナリオで無限リプレイ
- 最長生存者・最多現金保持者を追跡するリーダーボード
- 現実的なマレーシア文脈(Petronas、KLの場所、実際のコスト)
コミュニティ反応:
参加者は現実社会の問題をインタラクティブメディアで扱ったことに共鳴。
既にテストしている人もおり、拡張案(借金に対する「銀行交渉」オプションなど)が出た。
重要な洞察:
Hazli氏が観察。「ClaudeでUI作ってると、似たような外観になる。改善の余地がある。」
Claude Codeは異なるプロジェクトで同様のUIを生成しがち。コミュニティはプロンプト改善とカスタムデザインシステムで対処する戦略を議論。
Rizwan氏のデュアルデモは、Claude Codeの多様性を示した。
収入を生む即席クライアントワークから、創造的な挑戦的な個人プロジェクトまで。
コミュニティディスカッションと学び
正式なプレゼンを超えた議論から、いくつかのテーマが浮上:
リバースエンジニアリングと学習:
参加者が語る。「Claudeは透明性が高い……リバースエンジニアリングで探求できる。なぜそうなのかに興味を持ち、違うものを作れるか?それが大切。」
ビジネス自動化:ExcelとClaude Code:
Excel自動化の意外な使用例が登場。
「お気に入りの使い方。3ヶ月かかっていた集計が、数週間に。クライアントは『なんでそんなに速いの?』って。」
従来のソフトウェア開発にとどまらず、ビジネスプロセス、データ分析、レポート生成の自動化にもClaude Codeを使う議論に発展。
プラン・モードのベストプラクティス:
Claude Codeのプラン・モードと実行モードの使い方に質問が集まり、経験者が戦略を共有:
- 調査が必要な複数ステップタスクにはプラン・モード
- 良いプランを得るためのプロンプト構造化
- プラン・モードと実行モードの切り替えタイミング
- プラン・モード+サブエージェントでより良い結果を
正直なフィードバック文化:
Hazli氏が強調。「フィードバックを求められたら正直でなきゃ……何が良くないかを言わないと、『自分は正しい』ってバブルに閉じこもる。それではダメ。」
個人的な学び
このミートアップに参加して学んだ2つの主なこと:
1. デザイン実装のためのMCPとFigma
Claude CodeがFigmaに接続し、デザインをリアルタイムでコードに変換するライブデモを見たのは変革的だった。これは単なる便利機能ではない——デザインから開発へのワークフローを根本的に変えるものだ。
これが意味するもの:
- デザイナーはプロセスを変えることなくFigmaで作業を続けられる
- 開発者はプログラムによるデザイン仕様、トークン、コンポーネントへのアクセスを得られる
- ピクセルパーフェクトな実装が手動から自動化される
- デザインシステムの一貫性が自動的に実現する
この統合は、プロダクト開発における最大の課題の1つであるデザインとエンジニアリング間のハンドオフに対処する。
2. エージェントスキルとサブエージェント
アキル氏のプレゼンテーションで、マルチエージェントワークフローの力が明らかになった。特定のツール権限を持つ専門化されたサブエージェントを作成するという概念と、ドメイン知識のための再利用可能なエージェントスキルを組み合わせることで、洗練された自動化の可能性が開かれる。
明確になったこと:
Claude Codeは単なるコーディングアシスタントではない——複数の専門化されたAIエージェントをオーケストレーションするフレームワークだ。以下のようなシステムを構築できる:
- 異なるエージェントがプロジェクトの異なる側面を担当する
- 各エージェントが特定の専門知識とツールを持つ
- エージェントが共有知識(スキル)を活用できる
- 複雑なワークフローがエージェント間の調整によって実現する
これにより、メンタルモデルが「AIがコーディングを手伝う」から「AIエージェントが調整されたチームとして働く」に変わる。
重要な概念の理解
ミートアップでは、Claude Codeの3つの高度な機能が強調された。概要は以下の通りだ。
モデルコンテキストプロトコル(MCP)
これは何か:
MCPは、Claude Codeが外部ツール、データベース、サービスに接続できるようにするオープン標準だ。AIアプリケーションのためのユニバーサルアダプタ——USB-Cのようなものと考えてほしい。
動作原理:
すべてのツールに対してカスタム統合を構築する代わりに、MCPはClaude Codeが外部システムと通信するための標準化された方法を提供する。GitHub、Google Drive、Slack、Figma、データベース、そして数百の他のサービスにMCPサーバーを通じて接続する。
これまで開発者がAPIと呼んできたものはあったが、MCPがあればAIがAPIの使い方を知ることができ、ドキュメントを学ぶ必要がなくなる。
重要性:
- Claude Codeから直接企業のデータとツールにアクセスできる
- 標準化された接続により、メンテナンスが削減される
- 人気サービス向けのコミュニティビルドサーバーが利用可能
- インフラ内でデータを安全に保つことができる
ミートアップでの例:
Figma MCP統合は、デザイナーの作業が直接コード生成に流れ込む様子を示した。Claude Codeがデザイン仕様を読み取り、トークンを抽出し、ピクセルパーフェクトな実装を生成する。
詳細はこちら:
- MCP公式ドキュメンテーション Official MCP Documentation
- MCP実装例 MCP Servers Repository
- Figma社のMCPガイド Figma MCP Guide
- MCP Tutorial with Examples
エージェントスキル
これは何か:
エージェントスキルは、Claudeに特定のタスクの実行方法を教える専門知識の再利用可能なパッケージだ。特定のドメインでClaudeをより優れたものにするトレーニング材料のようなものだ。
動作原理:
スキルは、指示、例、ベストプラクティスを含むマークダウンファイルだ。Claudeは作業内容に基づいて関連するスキルを自動的にロードする。例えば、「pandas-analysis」スキルはClaudeにチームのデータ分析規約を教えるかもしれない。
重要性:
- すべての会話で機能する持ち運び可能な専門知識
- コンテキストに基づく自動アクティベーション
- チームメンバーと共有でき、一貫性を確保できる
- プログレッシブローディング(必要なもののみをロード)
アキル氏のプレゼンテーションからの洞察:
スキルはスケールにおける一貫性を可能にする——チーム全体がClaudeに同じコーディング標準、デザインパターン、ベストプラクティスを自動的に遵守させることができる。プレゼンテーションのスライドに示されたように、スキルはドメイン別(コーディング標準、APIパターン、セキュリティプラクティス)に整理でき、プロジェクト間で再利用できる。
詳細はこちら:
- Anthropic社公式ドキュメンテーションSkills Explained - Official Blog
- これを最初から読むべきだったSkills vs Commands vs Subagents - Practical Guide
- SkillかSubagentかこっちを使うべきかチュートリアル Skills Tutorial: Claude Code Skills vs Subagents - When to Use What?
サブエージェント
これは何か:
サブエージェントは、独自のコンテキストウィンドウと特定のツール権限を持つ専門化されたAIアシスタントだ。個別のタスクを独立して処理し、結果をメインエージェントに返す。
動作原理:
特定の役割(例:「code-reviewer」「database-architect」「frontend-developer」)向けにサブエージェントを作成する。Claudeが一致するタスクに遭遇すると、その専門化されたサブエージェントに委任する。各エージェントはツールへのアクセスを制御されながら独立して動作する。
重要性:
- 複雑なワークフローのための並列タスク実行
- コンテキストの分離により混乱を防止
- 各エージェントが何をできるかのきめ細かい制御
- 異なるドメイン向けの専門知識
アキル氏の主要デモ:
異なるサブエージェントがプロジェクトの異なる側面を担当するマルチエージェントワークフロー——1つがバックエンドを設計し、別のものがフロントエンドを構築し、さらに別のものがセキュリティをレビューする。すべてはメインClaudeインスタンスによって調整される。アキル氏のプレゼンテーションで示された.claude/agents/フォルダ構造は、これらのエージェントがどのように組織化・設定されるかを示した。
詳細はこちら:
- Subagents Documentation
- Awesome Claude Code Subagents Collection
- Subagents in Practice
- Complete Claude Code Stack Guide
3つの機能の連携
力はこれらの機能を組み合わせることから生まれる。
MCPはClaudeを外部ツール(Figma、GitHub、データベース)に接続する
スキルはClaudeにチームの標準とベストプラクティスを教える
サブエージェントは適切な権限で専門的なタスクを処理する
ミートアップでのワークフロー例:
ユーザー:「Figmaからこのダッシュボードを構築して」
→ MCPがFigmaからデザイン仕様を取得する
→ フロントエンドサブエージェントがReactスキルを使ってコンポーネントを構築する
→ コードレビューサブエージェントがセキュリティ問題をチェックする
→ 結果:デザインに完全に一致した本番環境対応のコード
この組み合わせにより、Claude Codeは便利なコーディングアシスタントから完全な開発チームへと変貌する。
コミュニティと今後のステップ
Claude Code KLのビジョン
初回のミートアップは、より大きなものの基盤を確立した。私が正しく理解すれば、ハズリ氏はコミュニティに対するビジョンを概説した。
定期的なミートアップ:
- KL/セランゴール地域で月2~3回のセッション
- 小規模で親密な形式(大規模カンファレンスではなく)
- 構築作業を行うアクティブなClaude Codeユーザーに焦点を当てる
知識共有:
- ユーザー主導のデモとプレゼンテーション
- 一緒に実際の問題を解決する
- ワークフローと最適化を共有する
- Anthropicチームへの直接的なフィードバックチャネル
コミュニティサポート:
- お互いにスキルを向上させ合う
- 顧客紹介とリファラル
- 共同創業者とパートナーシップの機会
- 集合的な学習と成長
検討中の今後の形式:
- テーブルセッション: テーブルごとに10人+1人のエキスパートコーチ
- 特化ワークショップ: 高度な機能の深掘り
- ハッカソン: 協調プロジェクト
- 業界特化型ディープダイブ: 電子商取引、フィンテック、SaaSなど
シリコンバレーモデル
ハズリ氏は、シリコンバレーのコミュニティアプローチから学ぶことを強調した:
「シリコンバレーではそうだった——『新しいプロダクトがある』と言えば、彼らは全村に『購読しよう』と言う。彼らはフィードバックを与えるからこそそう動く。とにかく、人がフィードバックを求めたら正直になれ——私たちは何が良くて何が良くないかを正直に言う」
焦点は真の価値の創出にある:
- 人の顧客獲得を手伝えば、彼らは覚えている
- 紹介とリファラルがネットワーク効果を生む
- 正直なフィードバックは誰もが改善するのに役立つ
- コミュニティの成功が個人の成功を推進する
最終所感と考察
Claude Code KLミートアップは、ソフトウェア開発における転換点にいることを示した。Claude CodeとMCP統合、エージェントスキル、サブエージェントの組み合わせにより、以下が可能になる:
- 非技術系創業者が本番コードをリリースできる
- 個人開発者がチーム並みの速度で構築できる
- エージェンシーがプロジェクトを3~5倍速く納品できる
- チームがスケールで一貫性を維持できる
ハズリ氏のオープニングからの重要な洞察は、夕べを通じて共鳴した:
「AIにやらせればいいというものではない——それが私たちのやり方ではない。実際には問題を理解することが重要だ。すべての機能は、あなたが解決する問題である」
この哲学——問題をまず深く理解し、次にAIを使って問題解決能力を拡張する——が、成功した実装と失敗した実験を分ける。
このミートアップを特別にしたもの:
- 実ユーザーの実ユースケース: ベンダーピッチはなく、実際に機能するものを実践者が共有するだけ
- 技術的深み: アキル氏のマルチエージェントワークフローからFigma MCPデモまで
- 正直なフィードバック文化: 一緒に批判し改善しようという姿勢
- コミュニティファースト: 一回限りのイベントではなく、長期的な価値創造に焦点
- アクセシビリティ: 無料参加、障壁のない知識共有
今後の展望:
コミュニティはまだ始まったばかりだ。開発ツールがアシスタントからAIエージェントのオーケストレーターへと進化する中、マレーシアのテックコミュニティはこの変革の最前線に立つ機会がある。
次回のミートアップはこの基盤の上に構築され——フィードバックを取り入れ、新しい形式を試し、人間とAIが効果的に協働する際に何が可能かの境界を継続的に押し広げる。
東京に戻ったら、Claude Codeのミートアップがあれば参加したいと思っている。異なる自然言語ベース(つまり日本語)を持つ人々がClaude Codeを使ってどのように構築するのか、そして彼らが直面する問題を見てみたいと思っている。